Lemon-scented Tea Tree(レモンセントティーツリー)                 
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レモンセントティーツリーオイルは、通常のティーツリーオイルが取れる    
メラルカアルターニフォリア(Melaceuca alterniforia)とは種類の異なる
レプトスペルムムペテルソニ(Leptospermum petersonii)
という木から取れる精油です。
通常のティーツリーオイルがユーカリ油の様なスーとする感じの匂いがするのに対して
レモンセントティーツリーオイルは、レモンの香りがします。
この木の形状が、ティーツリーとよく似ているので
「レモンの香りがするティーツリーオイル」レモンセントティーツリーオイルと呼ばれています。

主成分は、シトラールシトロネラールで、この2つの精油分が75%以上含まれており、テルピネン4オールを主成分とする通常のティーツリーオイルとは、全く異なる組成をしております。

性状 淡黄色透明の油性の液体でレモン様の芳香を持つ。
比重 d(20/20) :0.885-0.910
水分 2%以下
旋光度 α20D:+1° 〜 +3°
確認試験 テルピネン-4-オールが存在する。
純度試験
重金属 20ppm以下
砒素 3ppm以下
混合性 本品1に対して85%v/vエタノール溶液2を加える時、橙明の溶液が得られる。
定量 シトラール、シトロネラールの合計が70%以上である。
最低発育阻止濃度
黄色ブドウ球菌 0.25%以下
大腸菌 0.25%以下
緑膿菌 2.0%以下
黒麹菌 0.5%以下
カンジタ菌 0.5%以下

抗菌力は、通常のティーツリーオイルよりも強く、特に大腸菌と黄色ブドウ球菌に対する抗菌力が強いと言う結果が出ております。その為オーストラリアでは抗菌力を強化する目的と香りを変える目的で通常のティーツリーオイルに配合して使われるケースがあります

又、黄色ブドウ球菌に対する抗菌力が強いため、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌に対する殺菌剤としての利用が考えられております。

抗生物質は、細菌の細胞壁の合成を阻害することで細菌を殺します。          
即ち、化学的に作用する為 耐性菌抗生物質に耐性(きかない)が出来た菌
の出現が問題になっております。

しかし、ティツリーオイルは、その油の持つ物理的な作用により殺菌しますので、耐性菌が現れることはありません。その作用は、まだよくわかっていませんが、油の膜が細菌を包むことで、呼吸が出来なくなったり、動けなくなったりするではないかと考えられております。その為、耐性菌が出来ません。これが、ティーツリーオイルの大きな特徴です。

レモンセントティーツリーオイルと通常のティーツリーオイルの最も大きな違いは、レモンセントティーツリーオイルが食品の殺菌剤として利用できる点です。
通常のティーツリーオイルは、弱い毒性があるので、歯磨きやうがい薬ぐらいまでは、使われていますが食べ物には使われていません

それに比べて、レモンセントティーツリーオイルは、毒性がほとんどないために、食品の防腐剤や口中殺菌剤などに使用することが出来ます。

レモンセントティーツリーは、オーストラリアでは、古くから食品に使う香料として使われていましたが、その抗菌力が注目されるようになったのは1997年で、植林が開始されたのは翌1998年からです。通常、オイルを採取するには、最低3年間生育させる必要があるために、レモンセントティーツリーオイルが商業生産されるのは、2000年からになります。
レモンセントティーツリーオイルの欠点は、酸化を受けやすい点と生産量が少なく、価格も通常のティーツリーオイルにくらべればまだ高い点ですが、作付けを増やしていますので収穫量の増加と共に、価格も安くなっていくと考えております。

レモンセントティーツリーオイルが酸化しやすいのは、主成分であるシトラールとシトロネラールがアルデヒド基を持つテルペン類であり、アルデヒド基が酸化を受けやすいためです。

成分
主成分は、シトラールシトロネラールで、この2つの精油分が75%以上含まれており、テルピネン-4-オールを主成分とする通常のティーツリーオイルとは、全く異なる組成をしております。
レモンセントティーツリーが植林され、オイルが生産されるようになったのは最近のことです。それはレモンセントティーツリーオイルが
通常のティーツリーオイルに比べて高い抗菌力を持っていることが解ったからです。

シトラール・シネオール構造式

レモンセントティーツリーオイルの成分表
成分名 含有量 経口毒性 皮膚刺激性 皮膚感作性
ゲラニアール(シトラールa )(Geranial) 30.8% なし 弱刺激性 有り
ネラール(シトラールb )(Neral) 27.0% なし 弱刺激性 有り
シトロネラール(Citronellal) 20.0% なし 弱刺激性 有り
シトロネロール(citronellol) 2.5% なし 弱刺激性 なし
トランスイソシトラール(Trans-iso-citral) 2.4% 不明 不明 不明
ミルセン(myrcense) 2.3% なし 弱刺激性 なし
リナロール(linalool) 2.1% なし なし なし
イソプレゴール(Iso-pulegol) 2.0% 不明 不明 不明
シスイソシトラール(cis-iso-citral) 1.6% 不明 不明 不明
リモネン(limonene) 0.5% なし 弱刺激性 なし
α-ピネン(α-pinen) 0.5% 弱毒性 なし 有り
メチルヘプタノン(Methyl heptanone) 0.2% なし 弱刺激性 なし
テルピネン-4-オール(terpinen-4-ol) 0.1% 毒性 弱刺激性 なし
サビネン(sabinene) 0.1% なし 不明 不明
テルピノレン(Terpinolene) 0.1% 不明 不明 不明
β-ピネン(β-pinen) 0.1% なし 不明 不明
α-チュジェン(α-thujene) 微量 不明 不明 不明
トランスβ-オシメン(Trans-β-ocimen) 微量 なし なし なし

食品と開発 VOL35 NO.3 より
                               
      
     
 

          


 
                                          
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